もしも乳がんだったら。。死生観、人生観について考えた

今年の3月29日、朝から右胸の脇の近くあたりがなんとなくチクチク痛くて違和感があった。

辛くなるほど痛くはなかったので、パートタイムの仕事はいつも通りに出勤していたのだけど、結局寝るまで何度もチクチク痛んだ。

何度も傷むので、その晩お風呂で右胸を注意深く触ってみるとボコッと固い物体があった。
大きさはだいたいだけど小指の爪くらい。(直径1センチ弱)

意識して触らないとわからないくらい。
いつも体を洗うとき全身手で洗ってるのに気づかなかったからね。

不思議なことに傷んだのは一日だけ。
朝起きたら痛みはなくなってて、今も一度も痛みはないので一体なんだったのか。

それからというもの毎日触ってるけどその物体は消えることなく。。

もしかして乳がん!?

そう思った瞬間、頭が真っ白になって急に心臓がバクバクし始めました。

落ち着け落ち着け落ち着け。。。。。

自分に何度も言い聞かせながら少しずつ冷静さを取り戻し、、
さて、どうする私!!

まずは病院で検査しなくちゃ
検査するなら女医さんのとこじゃないとイヤ
ダンナにいつ話す?
他に誰かに話す?
乳がんについてもっと調べないと、
乳がんじゃないかもしれないし
他に可能性のある病気は?
私の人生ってもう長くないのかな
娘たちの成長を見届けられないのかな
やりたいこともできなくなるのかな

そんな思いが一気に心の中に吹き出て、ショックと動揺が止まらない。。

でもジタバタしてても何も解決しない。
ひとつずつしっかり考えていかないと。
まだ乳がんって決まったわけじゃないんだから!
先走るのはダメダメ!
とにかく落ち着け!冷静になるんだと自分に言い聞かせて。。

まずは病院探しから。
何科に行けばよいのか。
調べたら乳腺科ということがわかり近くで女医さんの乳腺科を見つけた。
ネット予約ができたので予約を入れ、次は乳がんや可能性のある病気についての情報集め。

病院に行くまでにできるだけ情報を詰め込みたくて、ネットで調べたり、図書館で本を借りたり、図書館にない本は購入したりして全部で20冊くらい読破したかな。

もし自分が癌になったらどうする?
どんな治療をする?

ちゃんと納得して決めたいからね。

ただ、私の中では前からすでに決めていることがひとつあって。

”抗がん剤治療だけはしたくない”

そんな風に思うようになったきっかけは、母が心臓を患ってから。

10年ほど前、母は処方された心臓の薬の副作用に苦しみ、食事も満足に食べられなくなりどんどん衰弱していきました。

発作で救急車に2度運ばれています。
次また発作が起きたら覚悟しておいてくださいと主治医から言われました。

どうしたらよいのか途方にくれていたとき、私の石けんの師匠のいなっちさんが食事療法を教えてくれました。

薬を減らし、半信半疑で始めた食事でみるみる病状がよくなる母を見て食事療法にめざめ、教えてもらった食事と似ていたマクロビ(マクロビオティック)の料理教室に通い始めました。(「玄米食の店 のら」さんにて)

その時に出会った方の中で、癌になった方が何人かおられました。

皆さん抗がん剤の副作用に苦しんで途中でやめられた方や、抗がん剤治療を終えても根治してないということで、その後の治療法として食事療法を選んで来られていたようです。

身近では、母の知り合いで癌になった方が何人もおり、抗がん剤治療を始めて1年も経たないうちに皆亡くなっています。

詳しい病状は聞いていませんが、皆さん抗がん剤治療後も体調がすぐれず、入退院を繰り返していたと聞いています。

闘病中に、癌ではなく肺炎で亡くなった方もいます。

その中でお一人だけ、抗がん剤治療を受けなかった方は今もご健在です。

癌になってから20年近く経ち90歳を過ぎても、ご自分で車を運転するほど元気です。
(最近になって運転はもうやめたようですが。。)

そういった周りの出来事から、自然と”抗がん剤治療はしたくない”という気持ちになっていきました。

それでも情報は偏らないようにと、いろんな方の本を読みました。
ネットでも調べました。

どこの病院でもほとんどは標準治療と言って、手術、抗がん剤、放射線の3大治療がガイドラインになっています。

現在は抗がん剤の種類も増え、昔より効果がある、副作用の少ないものもあるとあっても、どうしても受け入れられない自分がいる。

なので、それ以外の治療法に絞って調べました。

どんな治療も賛否両論あって、知れば知るほど本当に良い治療は一体なんなのかわからなくなってしまいました。

癌のことを知れば知るほど、抗がん剤治療をしても根治するとは限らない、他の治療法にしても然り、ちゃんとした治療法はまだ見つかっていない、ということを思い知らされました。

データや確率の話ばかりで、癌といってもみんな同じじゃないから治療法も異なるし、効果も違う。

あくまで可能性の話ばかり。

乳がんについては比較的生存率は高いと言われているけど、転移する癌の場合は例外のようです。

たとえ根治しなくても転移しない場合や、運よく悪化せずに天命を全うする人もいるのだそう。

癌の病状、症状については人によってさまざまなようで。

なんだかどの治療法もいまひとつ信じきれないなー
率直な感想です。

その中で唯一、おひとりだけ信じられそうな人がいました。

根拠はありません。私の直観です。

そう思ってもなかなか決断できませんでしたが、同じように書かれている記述をあちこちで目にするたびにだんだんと覚悟ができてきました。

私はこの先どういう人生を送りたいのか、
何を一番大切にしたいのか、
どんな最期を迎えたいのか、
私にとって後悔しない生き方とは?
自分に問いかけました。

あれこれ考えながら迷いながら、いつもの日常を過ごしているうちに答えが出ました。

「やりたいことをして天命を全うしたい。」

人はいつか必ずこの世を去ります。

遅いか早いかは誰にもわかりません。

病気じゃなくても今日まで元気だった人が、もしかしたら明日事故で亡くなるかもしれない。
癌じゃなくても他の病気で亡くなるかもしれない。
もしかしたら癌でも長生きできるかもしれない。
癌よりももっと大変な病気がある。(と思っている)

だったらもう癌とか関係ない。
癌と共存する生き方もありかも。

気づいたら癌が消えてた。。なんてこともあるようです。

昔から病は気からって言うしね。

今こうしていつもの暮らしができることに感謝して
自然の流れに身を任せたい。

いつその時が来ても少しでも後悔のないように生きたい。

家族とできるだけ一緒に過ごしたい。
友達とも普通に過ごしたい。
あちこちいろいろ遊びに、旅行にも行きたい。
みんなを癒やしてあげられるフーレセラピストになりたい!

やりたいことがまだまだたくさんある。

私の一番の願いは、
やりたいことをして、
好きなことをして、
今までどおりの生活を送りたい。
できるだけ家族のそばで過ごしたい。

長生きすることが一番ではないんだって気づいたら自然に答えが出ました。

“今”を大切にしたい。

病院に予約を入れてましたが、モヤモヤな気持ちでは検査したくなくて一旦キャンセルしました。

いつでも予約できるので、検査しようという気持ちになったときか、生活に支障が出たら病院に行こうと思ってます。

今のところ体に異常はほぼ感じないし、しこりもほとんど大きくなっていないのでとりあえず様子見です。

ダンナには、ある程度自分の中で答えが出てから話しました。
その後、両親にも。

ダンナは最初ショックを受けていたようですが、私があまりにも淡々と話すからか反対したそうながらも私の出した答えを受け入れてくれました。

「どうせ反対しても気持ちは変わらないでしょ。」

「手遅れだったらどうするの?」と聞かれ私は、

「転移してたらどのみち覚悟するしかないじゃん。」

「今の時点でなんともないから今までどおりに生活したい。やりたいことしてたい。」

「病院のお世話になるのは辛くなってからでいい。」

「そうじゃないと後悔する。」

 

母からは予想どおりの答えが。

「それならそれで覚悟するしかないんだから、受け止めて後悔のないように生きなさい。」

「いつかみんな死ぬんだから。」

至って母らしい答えでした。

父も母の影響か、

「それならそれでもいいけど検査くらいは受けろよ。」

受け止めてくれました。ありがとう。

検査は受ける気持ちはあるけど、自分でも不思議なくらい落ち着いているので今の気持ちを大切に、受けよう!と思ったときに検査しようと思ってます。

ということで、癌かどうかはまだわかりませんが今回のことでこれからの人生をしっかり見つめられて考えられてよかったです。

明日からは新しい職場でのお仕事の始まり。
新たな気持ちでがんばります^_^

悔いのないよう精一杯生きるぞ!

 

※癌にはもともと転移する癌と転移しない癌の2種類の癌があって、癌ができたときに最初からどちらの癌か決まっているそうです。
どちらかは実際に切ってみないとわからないのだそう。
(それ以前に転移していたら悪性なのだけど)

最後までお付き合いくださりありがとうございました^^