パーム油(パーム核油)がもたらす複雑に絡み合うさまざまな問題

美しい熱帯雨林

パーム油は、今では大豆油を抜き、世界で最も多く生産流通されている植物油脂です。
アブラヤシの果肉から搾油されます。

同じアブラヤシの種子から搾油されるのは、パーム油です。

アフリカが原産地で、マレーシア、インドネシアを中心に熱帯雨林を伐採、焼き払われアブラヤシのプランテーションが作られています。

そして、この熱帯雨林の破壊が環境や社会に深刻な問題を引き起こしています。

日本でも、食品の成分表示のところに植物油脂やパーム油の文字をよく見かけませんか?

植物油脂とだけ書かれているものもありますが、まずパーム油が使われていると言っても過言ではないでしょう。

何気に食べているものには大抵、パーム油が入っています。

スナック類、チョコレート、マーガリン、カレールウ(シチュールウ)など。
化粧品や石けん等の洗浄剤にも。

日々の暮らしの中に、知らないうちに溶け込んでいます。

某有名な飲食店では、パーム油100%で揚げものをしています。

食品に約8割使用され、残り2割ほどが化粧品や石けん等洗浄剤に配合されています。

そんな身近で使われているパーム油ですが、熱帯雨林を伐採して作られるわけですから当然、多大な影響を与えています。

 

この問題を知りパーム油についていろいろ調べました

環境面では、

  • 熱帯林、特に炭素貯蔵量の多い泥炭湿地林の消失
  • 絶滅のおそれのある野生生物、生物多様性の減少
  • 伐採、森林火災による温室効果ガスの大量排出
  • プランテーション開発と栽培による土壌、水、大気の汚染

 

社会面では、

  • 森林に依存する先住民等との軋轢(あつれき)
  • 農園における劣悪な労働環境、人権侵害
  • 周辺住民と生息地を奪われた野生動物(ゾウ、トラなど)との衝突

[WWFサイトより抜粋]

これらの問題を知り、ナチュラルエコではパーム油の使用を極力控えています。
※「オレンジの風」石けんのみ未精製パーム油を使用しています

以前より、元々パーム油よりラード(豚脂)のほうが個人的に好きだったこともあり、そこはすんなり決断できました。

パーム油を石けんに配合する役割は、主に硬さや溶け崩れ防止です。(ラードも同じく)

肌が敏感な方の中で、パーム油が合わない、刺激を感じる、というお声も以前よりちらほら聞いています。

ただ、パーム油が使われているのはほとんどが食品関係。

化粧品や石けん等に使用する消費を控えたところで、きっとほとんど状況は変わらないでしょう。

どうすればこの状態を打破できるのだろう。。。

常にそのことを考えながら、今まで石けんを作ってきました。

そうこうしているうちに、こんな組織が存在することを知りました。

 

「持続可能なパーム油のための円卓会議」(RSPO)

環境への影響に配慮した持続可能なパーム油の生産と利用を促進する非営利組織

WWF機関のサイトより、パーム油についてのPDF資料をここに添付します。

 『使ってもいいの?暮らしの中のパーム油』

ぜひご家族、ご友人、周りの方たちにも教えてあげてください。

WWF機関で持続可能なパーム油の生産について、わかりやすく動画を公開しています。
ぜひご覧ください。

RSPOについて

パーム油 私たちの暮らしと熱帯林の破壊をつなぐもの

この取り組みは世界各地へどんどん広がっており、問題はパーム油それ自体にあるのではなく、パーム油の生産の仕方にあるのだと強く述べています。

合法なやり方で、森林破壊をせず生産しましょうと訴えています。

それでも合法な農園は27%に過ぎず、25%は違法、48%については違法か合法かを詳細に調べなければわからないそうです。

今後、もっともっと合法で生産する農園が増えることを願うばかりです。

そして、持続可能なパーム油を育てるのは私たち消費者ということを忘れてはなりません。

パーム油(パーム核油)を購入するときは、できる限りこれらの認証マークのあるものを選ぶよう心がけましょう。

 

ナチュラルエコでは、パーム油生産のこれからの動向を確認しながらパーム油(パーム核油)の使用を考えたいと思っています。

環境保全のために、できることを考えるきっかけになれば幸いです。

 

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