石けんの始まりは?どうやって作られるようになったの?

石けんっていつから作られてるのだろう。始まったのだろう。

石けんの名前の由来は?

石けんのルーツについて、私なりに調べてみました。

 

石けんはいつ生まれたの?

石けんの歴史はかなり古くて、約5千年前、イランイラク一帯にシュメール人とよばれる人たちが、動物の肉を焼いて食べるようになった頃から始まったと言われています。

動物の肉を焼いていたときに、肉からしたたり落ちる肉汁(脂)と木の灰が混ぜ合わさってできた土が、灰だけよりも汚れが落ちやすい「一種のせっけん」ができることを発見しました。

その土が石けんの始まり。

その後、ヨーロッパ、アラビアでも同じように作られており、どんどん改良をくわえられながら動物の脂だけでなく、オリーブ油と海藻の灰からも作られ「硬せっけん」とよばれていました。

古代ローマ時代では、サポーの丘の上で、羊を焼いて神に供える風習があり、したたり落ちた脂と木の灰が混じっでできた土は「汚れを落とす不思議な土」として大切にされていたのだそう。

 

石けんはどうやって大量生産できるようになったの?

石けん作りが盛んになった12世紀頃、この頃の石けんは大変高価でヨーロッパでは貴族や金持ちくらいしか使うことができませんでした。

しかし、伝染病の流行によって衛生面が問われ、石けんの必要性が高まり一般の人にも使えるようになっていきました。

石けんをたくさん作るには、原料のアルカリ剤が大量に必要。

17世紀後半、フランスの化学者ニコラス・ルブランが食塩から苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を作るルブラン法を発明し、これによりアルカリ剤が大量に生産され、ヨーロッパに石けんが普及し伝染病の広がりを防ぐことができました。

のちにルブラン法は、硫酸ガスと塩酸ガスを出すことで公害が問題になりましたが、18世紀、ベルギーのアーネスト・ソルベーがアンモニアと炭酸ガスを使った公害の少ない方法(ソルベー法)を発明したことにより、公害問題は解決。

18世紀後半では、海水を電気分解して苛性ソーダを取り出す「電解法」が発明され、石けんはさらに普及していきました。

 

現在、日本国内では大量の苛性ソーダが作られていますが、国内で使いきれない分は輸出されています。

苛性ソーダは、近代化学工業の基本的な原料の一つとして石けんだけでなく、紙、パルプ、繊維、染料、食品工業まで多方面に使われています。

石けん製造に使われる苛性ソーダは、生産量の0.2%とごく僅かなのだそう。

 

日本に石けんが来たのはいつから?

室町時代、ポルトガル船が種子島に漂着し鉄砲と共に日本に持ち込まれたものの中に石けんもありました。
ポルトガル語で「シャボン」とよばれていました。

当時、石けんは大変な貴重品で、武将や大名、金持ちの商人など限られた人しか使えませんでした。

また、徳川家康の遺品の中にシャボンが150kgほどあって、6つのつぼに入れられていたそうです。

 

日本で初めて作られた石けんは?

明治元年、長崎にやって来たドイツ人・ワグナーによって日本初の石けん工場が作られました。

しかし、庶民にはまだまだ石けんに対する関心が低く知識がなかったため売れ行き不振に陥って、工場はまもなく閉鎖されました。

なかなか石けんの普及が進まない中、1872年、政府が1870年に開設した京都舎蜜局(きょうとせいみきょく)で製造スタート。

牛脂とナスの灰汁で作ったあめ状のものを、ハマグリの貝殻に詰めて売っていたそうです。

民間による日本初の石けんが製造されたのは1873年。
横浜の磯子生まれの堤磯右衛門(つつみいそえもん)が堤石鹸製造所を作りました。

何度作っても失敗ばかりでしたが、苦労の末、思いどおりの石けんができ洗濯石けんから作り始めて、化粧石けんも製造するようになり化粧箱に入れて売り出すまでに。

1882年には全国で約50社の石けん工場があったそうです。

庶民が石けんを使えるようになったのは、石けんの価格が下がった明治時代後半から。

 

有名メーカーの花王は1890年、化粧石けん「花王石鹸」を発売しました。(創業者・長瀬富郎)
価格は、桐箱入り3個で35銭、当時のお米5kg分が買えるほどの高価な品でした。

 

石けんと呼ばれるようになった語源は?

サポーの丘の地名が語源で、英語では「ソープ」、フランス語では「サボン」、ポルトガルでは「シャボン」とよばれるようになったようです。

日本では江戸時代「シャボン」と呼ぶのが一般的で、「石鹸」の語はあまり見られていなかったのですが、明治時代に入ると漢語重視の風潮になり、「せっけん」と呼ばれるようになりました。

石鹸の「」は石のように硬く、「」は塩水が固まったアルカリの結晶を意味するということで、「石鹸」は日本人が考えた造語なんだそう。

 

 

ざっくりですが、調べたことを簡潔にまとめてみました。

自然の偉大さ、恵みに感動しながら、人間の知恵ってすごいな~と関心しっぱなしでした。

そうやって、知らないうちにたくさんの気づきを経て人類は進化していったのですね。

石けんは、まさしく自然がくれた産物ですね^^

 

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