
我が家の娘たちは、時期は違えど2人とも不登校を経験しています。(次女は現在進行形)
特に長女は、生まれたときから我が道を行くタイプで人一倍個性の強い子だったので、みんなと足並みを揃えることが大の苦手。
それは今でも健在です。
なので、保育園に通っていたときからいろいろと伝説があるのですが。。
長くなるのでその話はまたにして、最初の不登校は小学3年の2学期を過ぎた頃でした。
いじめられていたことも原因の一つだけど、
担任の先生が合わなかったのか、
「なんで学校へ行かなくちゃいけないの?」
「なんで勉強しなくちゃいけないの?宿題やらなきゃいけないの?」
それがいつもの口癖でした。
私もダンナも長女が納得できる答えが返せなくて、しばらくしてだんだん学校へ行かなくなりました。
一般常識や、みんながあたり前と思っていることが長女には一切通用しなかった。
誰が何を言っても長女を納得させることはできないばかりか、言えば言うほど癇癪が激しくなり、だんだん暗くなっていく長女を見て、もうあれこれ言うのは止めました。
みんなと同じように行動することはこの子にはとっても難しいことなんだな、辛いことなんだなと。
学校に行くとか、勉強のこととかもうどうでもよくなって、とにかく一日でも早く元気な長女に戻ってほしい、笑顔が見たい。
そう思うようになってからは、学校のこと、勉強のことは極力言わないように、長女のしていることを陰ながら見守りながら、元気になってくれる日を願って過ごすようになりました。
環境を変えればよくなるかな、元気になってくれるかなと思い、ダンナの地元大府へ2013年の9月に引越しました。
当時長女は小学4年生。
なかなか学校へ行けない子のための教室があったり、カウンセラーの先生もいるということで決めました。
が、そうは簡単にはいかず、どちらも長女に拒否されたんですけどね。苦笑
校長先生が理解してくれて、
「無理せず焦らず、登校できるときでいいんだよ。」といつも笑顔で言ってくれて長女も私も救われました。
友達にも恵まれ、だんだんと登校できるようになって、ついには自分から行くようになりました。
私が朝起こさなくても自分で起きて、自分で用意して学校へ行くようになったんです。
もうびっくり!!
それでも行けないときもあったけど、自分から学校へ行くようになるなんて夢のようでした。
先生方が理解してくれたのも大きかったと思います。
みんなと同じように宿題ができないことも理解してくれて、減らしてくれたんです。
その後、無事に小学校を卒業。
何事もなく卒業できてホッとしましたが、中学校はどうだろうか。。
勉強も難しくなって、宿題も増える。
授業時間も長くなるし、部活もある。
予感的中でした。
中学校を入学したときは楽しそうでしたが、本格的に授業が始まるようになってからしばらくして、
「宿題めっちゃある!勉強やだ!」
「部活も毎日行きたくない!」
やっぱりな~^^;
担任の先生にも相談しましたが、宿題はゆっくりでもいいからやってほしいとのこと。
小学校のようにはいきませんでした。
こりゃ無理だな。
案の定、早々に不登校になりました。
正確には、ずーっと学校に行かないわけではないので完全な不登校ではないのだけど、まあ似たようなもんです。
そんな調子で中学2年まで続きました。
長女の場合、楽しそうかどうかでやるかやらないかが決まるんですね。
単純に好きか嫌いか、といったところでしょうか。
しかも、その時の気分でも変わる。
こちらの小学校での生活は、先生方の配慮や仲のよい友達ができたり、楽しいことが多かったので通えたようです。
毎度ながら、宿題はやらないといけないんだよ、学校へ行くのが決まりなんだよ、と言っても通用しません。
「行きたくない、やりたくないものをどうして行かなくちゃいけないの?やらなくちゃいけないの?意味わからん。」ですから。
まあ、そんなことは子供の頃からなのでわかっていましたが、少しでもね。
いろいろ不登校に関する本を読んだり、相談したりもしましたが、どれもピンとくる答えが得られず。。
中学1年、2年のときは思春期のピークで、精神不安定で暴言は吐いたり、自傷するような発言があったり、閉じこもったり、自信喪失な長女だったけど、気づいたらそういった行為はだんだん少なくなり、自然に落ち着いていきました。
多感な時期なので、できるだけ刺激しないように接してましたしね。時には励ましたり。
友達の影響も大きかったような気もします。
中学2年の3学期に急に、
「高校に行きたいから勉強がんばりたい!」と言って塾に入って勉強を始めました。
まさかの長女の言葉にびっくりしましたが、やる気になってるならとすぐに塾を探して通わせました。
中学3年になって、1学期からほとんど休まず遅刻もせず頑張っていました。
ところが、、
夏休みに行きたい高校の体験入学に行ったら、自分が想像していたのとは違ったらしく、つまらなかったみたいで一気にモチベーションダウン。
2学期が大事なのに、また学校を休んだり、遅刻することが増え、宿題もやらなくなり。。
一応、宿題は遅れてもやろうと努力はしているようですが、もうやる気はない。
塾にも行く気がだんだんとなくなっていって、来月から減らす予定。
そんなことになるんじゃなかろうかと、ある程度予想してたから今更驚きもしないけど、改めて、やっぱり普通の高校に通うことは困難かもと思いました。
だったら、長女に合う高校はどんな高校がよいのだろう。
毎日通わなくてもいい高校。
いろいろ調べて、通信制の高校がベストなんじゃないかという結論に。
単位制なので、出席日数は関係ない。
登校は自由だから、自分の行きたいときに行けばいい。
行かない日はバイトしてもいいし。
習い事だってできる。
まさに長女にピッタリ!!
高校は卒業したいと思っているようなので、きっとがんばってくれるんじゃないかと。(期待はしませんが)
通信制と言ってもいろいろな高校があるから、調べて資料を取り寄せていくつかに絞って、説明会に行き、ほぼ行きたい通信制高校を決めた。
ただ、長女としては行きたい高校を目指して今までがんばってきたのに、途中で投げ出してこんな結果になってしまった自分が情けなくて落ち込むこともあるようで。
気持ちはわからなくはないけど楽しく通えたほうがいいじゃん!3年間通うんだしね。
高校を卒業することが目的なんだから通えそうな高校を選ぼうよ!
今までがんばってきたことは決して無駄にはならないから気にしなくていいんだよ。
そんなことを長女に伝えたかな。
お母さんはどこの高校に通うことになっても応援するからね!
まだ迷いやモヤモヤがあるようだけど、少しずつ自分の中で消化できることを願って。