手作り石けんと市販の石けんの違いって?[石けん製法編]

石けんの製法は、大きく分けて「中和法」と「鹸化法」の2種類になります。

その中で鹸化法は、「釜焚き鹸化法(ホットプロセス)」と「冷製法(コールドプロセス)」に分かれ、更に塩析する方法としない方法があります。

製法が違うだけで使用感も異なります。

 

中和法

特殊な分解釜で油脂を脂肪酸とグリセリンに分解しておき、 脂肪酸をアルカリで中和する方法です。

出来上がり時間は、約4~5時間

分解したグリセリンは他の化粧品へ添加されます。

表示に、「○○脂肪酸」と書かれているものは、ほぼ中和法です。

 

鹸化法

釜焚き鹸化法(ホットプロセス)

油脂とアルカリを鹸化釜で焚く方法です。
出来上がり時間は、約4~5日間

鹸化の際にできる「グリセリン」は、塩析をするため除去されます。
※塩析しない場合もあるそうです。

塩析をすることで、不純物を取り除くので純度の高い石けんができます。

表示に、「石けん素地」と書かれているものは、ほぼこの製法で作られています。
(固形石けんの場合は塩析されていることがほとんどです)

 

冷製法(コールドプロセス)

熱を加えず、油脂とアルカリを攪拌したときの化学反応熱を利用して作られる方法です。
出来上がり時間は、約1ヶ月~3ヶ月

鹸化の際にできる「グリセリン」は、除去せずそのまま石けん内に閉じ込められています。

家庭で作る石けんがこの方法になります。

不純物を取り除かないので純度は高くありませんが、不純物の中には天然の抗酸化物質トコフェロールと植物ステロールなど有用な成分も多く、わざと油脂分を残したりすることでしっとりとした感触の石けんができます。

 

中には石けんと見せかけて、化学物質で固めて作られた石けんもどきもありますのでご注意を!
成分表示に石けん素地、○○脂肪酸の文字がなく訳の分からないカタカナの表示があるものは、石けんと名乗った「合成洗剤」です。

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