手作り石けんは、しっとりさっぱり自在に作れます

手作り石けんと一言に言っても、いろんな種類の石けんが作れます。

今パッと思いつくのは、

香りのある石けん
無香料の石けん
洗いあがりのさっぱりした石けん
洗いあがりのしっとりした石けん
洗いあがりのつるんとした石けん
肌あたりがやさしい石けん
泡立ちが豊かな石けん
泡立ちが控えめな石けん
泡がきめ細かい石けん
泡がもっちりしている石けん
溶け崩れにくい石けん
溶け崩れやすい石けん

など、
さまざまな手作り石けんが作れますが、だいたいは何種類かの特長を組み合わせて好みの石けんを作っていきます。

その中で今回は、

しっとり”と”さっぱり”に絞ってお伝えしたいと思います。

作り方の方法は、3通りあります。

1.脂肪酸
2.鹸化率
3.オプション

 

1.脂肪酸

少し専門的な話になりますが、どんな油脂でも数種類の脂肪酸で構成されています。
オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸など

脂肪酸の種類によって、石けんにしたときの使用感が違ってきます。
とはいえ、手作り石けんの製法は保湿成分のグリセリンを豊富に含んでいるので、基本的につっぱり感はあまり感じません。
ですが、洗いあがりを比べると違いを感じることができます。

配合量の目安としては、しっとりでもさっぱりでも油脂全量のうち、50%以上配合すれば比較的違いを感じられるでしょう。

■しっとり洗いあがる油脂(主にオレイン酸・パルトミレイン酸を豊富に含む)
オリーブ油、菜種油、アボカド油、椿油、マカダミアナッツ油、スィートアーモンド油、シアバター、ココアバターなど

■さっぱり洗いあがる油脂(主にリノール酸・リノレン酸を豊富に含む)
ごま油、米油、コーン油、大豆油、ココナッツ油など

 

2.鹸化率

鹸化率とは、石けん成分の比率のことをいいます。

手作り石けんは、わざとオイル分を残すことでしっとり具合を調節することができます。

例えば、石けんに使用する油脂のうち、全量を石けんにする場合は鹸化率100%といいます。
5%だけオイル分を残したい場合は鹸化率95%といいます。

オイル分をどれだけ残したいかで鹸化率を決めます。

もう一つの言い方で、「ディスカウント〇〇%」とも言いますが、オイル分を残したい%になります。
10%オイル分を残したいならディスカウント10%、5%オイル分を残したいならディスカウント5%といいます。

■しっとり石けんを作りたい
鹸化率85%~90%(ディスカウント15%~10%)

■さっぱり石けんを作りたい
鹸化率95%~100%(ディスカウント5%~0%)

 

3.オプション

石けん原料の油脂だけでなく、オプション素材を入れることでも調節できます。

■しっとり石けんを作りたい
ハチミツ、豆乳、牛乳、砂糖、トレハロース、黒みつ、オイルやバター類(酸化しにくいもの)など

■さっぱり石けんを作りたい
クレイ、塩、竹炭など