廃油臭くない!作りやすい!使いやすい!廃油石けん作りのコツ6つ

廃油石けん作りは難しい!とのお声をよくいただくので、廃油石けんを上手く作るコツをまとめてみました。

ご参考までに。
(2019/2/14更新)

 

【1】廃油の濾し方・保存方法

廃油が出たら、できるだけ早くリードペーパーでカスを取り除きましょう。(正式名:リードヘルシークッキングペーパー)←いろいろ試しましたがリードペーパーがベスト♪

漏斗(じょうご)を使うと早くキレイに濾せます。

空き容器(丈夫なプラボトルやガラス瓶)に入れたら、しっかりフタをして直射日光を避け、暗所保存します。

  

【2】適した鹸化率

一般的な手作り石けんは通常、わざと過剰油脂を残す作り方をしますが廃油石けんの場合はあまり残さないほうが懸命です。

石けんの割合を高くすることで廃油臭さは気にならなくなり、酸化しにくく洗浄力の高い石けんができます。

鹸化率(石けんにする割合)95%~98%くらいが理想的です。
[参考レシピ]廃油200g・苛性ソーダ25g・水60g

 

【3】溶け崩れにくくする

廃油のみで作ると、泡立ちが控えめでドロドロと溶け崩れやすく使いにくい石けんになってしまいます。

それを補うために、ラードや牛脂、パーム油などのハードオイルを配合して溶け崩れにくい石けんに仕上げます。

油脂全量に対して30%以上配合するとよいでしょう。

泡立ちを補うために、やし油(ココナッツ油やパーム核油)をお好みで配合してもよいです。

 

 

【4】香りをつける

鹸化率を高めで作れば、さほど廃油臭さはそこまで気になりませんが、どうしても気になる場合は香りつけしましょう。

着香率は、油脂全量に対して2%くらいが適しています。

あまり弱めの香りつけだと、廃油臭を抑える効果が半減してしまいます。
多く入れすぎると刺激になってしまいます。

※柑橘系で香りつけする場合は香りが飛びやすいので、柑橘系以外の香りとブレンドするとよいでしょう。

 

【5】ハーブを廃油に浸ける

香りつけをせず、廃油にドライハーブを浸け込むことで廃油臭を軽減させる方法もあります。

その場合は、香りの強いハーブが良いです。

私の経験上ですが、緑茶とローズマリーがおすすめです。

できるだけ砕いて細かくしてくださいね。

瓶にたっぷりとハーブを入れ、被るまで廃油を入れよく混ぜフタをしっかり閉め、時々混ぜながら2週間以上暗いところで放置します。

その後、リードペーパーで濾してから使います。

 

【6】混ぜ合わせるときの温度に注意!

廃油にもいろいろあって、使用する油の種類や使い込み具合によってもトレースの出るスピードが違ってきます。

米油はもともとトレースが出るのが早いので、米油の廃油の場合は要注意!
混ぜ合わせた瞬間にトレースが出る場合がほとんどです。

使い込みの激しい黒っぽい廃油も同じ。

ハーブを浸けた廃油も比較的早くなります。

トレースが早いと作るのは楽チンですが、あっという間にトレースが進んで型入れする暇もなくボールの中で固まってしまった。。なんてこともあります。
(それはそれで手でこねて石けんにすればいいのですけどね)

そうならないために、油と苛性ソーダ水の温度を通常より低くして混ぜ合わせることがポイント。

40度切る(35度~38度)くらいまで温度を下げるとトレースの進みが遅くなるので、米油の廃油の場合や使い込みの激しい廃油の場合は温度しっかり下げましょう。

反対に1度しか使用していない廃油や、見た目が透明で色もそんなについていない廃油は、新しい油と同じように作って大丈夫です。

 

下の画像は、ナチュラルエコの元祖キッチンソープ。

キッチン用なので鹸化率100%、ラードを30%以上配合しています。

すっきり系の天然精油で香りつけしています。

廃油臭さはほとんどありません。

気持ちよくすっきり洗いあがりますよ!